プラスチック+石
2013年06月13日
この世のすべてのことには裏と表があるようにプラスチックの長所は見方によっては短所にもなります。
プラスチックは比重がおおむね1.0~1.5で軽いこ とがメリットとして金属の代替として用途を広げてきました。また薄肉成型が出来ることも大きなメリットとして成形技術の開発も進んできました。
ただそれら 長所はニーズによっては短所となります。陶器のような厚肉の製品を樹脂で作ろうとした場合、ヒケはもちろん気泡や膨れ、生産性の悪さなどの不具合が発生し ます。
プラスチックの加工性と陶器の厚肉な重厚感をあわせもった製品を作るためにプラスチック3割、石灰7割の原料を造りました。
長所 短所
厚肉成形でもヒケない ⇔ 薄肉成形には向かない
陶器のような模様・質感が出る ⇔ 外観は良くない(透明は不可)
陶器より強度は勝る ⇔ プラスチックより強度は劣る
7割を占める石灰は非常にローコスト
石油系原料は3割であるため環境負荷が低い
陶器に比べ生産工程でのエネルギー消費が低く環境によい。
金型の初期投資が必要だが肉盗みなどが不要。加工を簡略化でき通常の金型に比べ安
価に製作できる。
用途は開発中ですのでアイデアやご興味があればご一報をお待ちしております。