太陽光が当たると色が変わるUV吸収剤入りプラスチック
2015年02月12日
こんにちは、営業部 杉本です。
最近、問い合わせが増えてきました「UV吸収剤入り樹脂」について
少し説明させていただきます。
まずはこちらをご覧ください。
↑こちらが通常時 ↑こちらが吸収後
見てお分かりになると思いますが、紫外線を吸収すると色が変わります。
こちらの樹脂は、太陽の光(紫外線)を吸収し化学反応を起こします。
このような特殊な材料を総称で「合成樹脂添加剤」と言います。
見た目の変化だけではなく、プラスチックの劣化を防ぐ効果もあります。
これはプラスチックに耐光性をつけることにより、有害な紫外線を無害な物に変化しているからです。
ちなみに色は他にもあります。
樹脂以外になると
紫外線吸収剤は車の窓ガラス・サングラスなどにも使用されています。
※クロモトロビズム=可逆的変色
・フォトクロミズム=光によって色が変化する。
・サーモクロミズム=熱(温度)によって色が変化する。
・エレクトロクロミズム=電気によって変化する。
・ビエゾクロミズム=圧力によって色が変化する。
まだまだ不明な点が多い物質ですが、
逆にまだまだ可能性があると思います。
これらを樹脂に使うことによりこれまでにない製品を作り上げていきたいです。
このUV吸収剤を用いた製品の製造事例はこちらです。