プラスチックの金型費ってどれくらい?
2015年02月27日
ホームページを更新してから色々なお客様から
お問い合わせやご相談を多く頂くようになりました。
プラスチックでこんな製品を作りたいというお話を頂く中で、
プラスチック成形についてよくご存知のお客様もいらっしゃいますが、
全くご存じない方も多く、お見積もりをさせて頂いた時まず驚かれるのが金型費用の高さです。
プラスチック金型といっても、成形方法の種類は様々です。
中でも複雑な形状を安く大量に生産できる「射出成形」は、
プラスチック成形の中でも主流を占めますが、
その他の成形方法(真空成形・押し出し成形・ブロー成形)などと比較すると
金型にかかる費用は、場合によっては0が一桁多い場合もあります。
当社の経験の中で最も安い金型(製品が小さく単純な形状のもの)でも40万~、
高い金型(製品が大きいもしくは形状が複雑なもの)では2000万円を超えるものまであります。
どの成形方法を選択するかはその製品の形状によってほぼ決まってくるのですが、
中には複数の選択肢が取れるものもあります。
その場合は
・生産量(ロット)
・金型予算(初期投資)
・ターゲット製品単価(ランニングコスト)
によってご提案させていただきます。
たとえば射出成形(インジェクション成形)と真空成形の両方の成形方法が可能な製品の場合、
射出成形では金型費300万円・製品単価150円のお見積もりに対して
真空成形では金型費50万円・製品単価1000円などとなるわけです。
つまり生産量が見込めるならば、
初期投資は高くても射出成形が長い目でみればコストを低く抑えられますし、
逆に数が見込めないのであれば真空成形の方がリスクを低くおされられます。
これはあくまで一例で先にも言った通り、
どの成形方法を選択するかは形状等その他色々な条件が関わってきます。
まずはお気軽にご相談ください!