プラスチックの塗装について
2014年05月16日
プラスチック塗装に使用する塗料は・・・
一般的にプラスチック塗装には油性の1液タイプ・2液タイプを使用します。
※1液 【配合】主剤+希釈溶剤
【長所】作業性が良い 乾燥時間が短い
【短所】密着性、硬度、耐久性が2液と比較し低い
2液 【配合】主剤+硬化剤+希釈溶剤
【長所】密着性、硬度、耐久性に優れる
【短所】作業性が悪い。乾燥時間が長い。硬化剤配合後、可能使用時間に制限がある。
しかしある依頼の中で
プラスチック生地・アルミ生地・板金が混ざった製品がありました。
これではアルミ・板金があるので油性1液・2液では塗装できません。
そこで今回使用するのはウレタン塗料です。
ウレタン塗料は普段、車用に使われることが多く、プラスチック用の塗料に比べ
密着性が高く、硬度もあります。
ウレタン塗料はプラスチック塗料と違い
顔料とウレタン樹脂を混ぜて作られます。これは水で混ぜる場合と異なり
ウレタン樹脂は乾く(硬化する)と非常に硬くなり生地の表面に強いコーティング膜を形成してくれます。
この膜は生地の保護や顔料の保持に役立ちます。
結果、ウレタン塗料を使うことにより塗装が厚肉になり高級感が増し出来栄えもよくなりました。