ガラス入り樹脂成形
2013年11月20日
透明もののほかに敬遠されがちな成形にガラス入り樹脂の成形があります。樹脂にガラス繊維を練りこんだ材料ですが一般に樹脂の強度をあげるために使われます。
なぜ嫌がられるのか?
一番の理由は成形機を消耗させるからです。
消耗する部分はスクリューとシリンダーです。樹脂を溶かし押し出す役目をするこの部分 は硬い金属で出来ているのですが、ガラスを含んだ原料を押し出しているうちに少しずつシリンダーは磨り減りスクリューは痩せ細り最後には樹脂を押し出す力 を失います。
この部分を交換すれば成形機はよみがえりますが、これがまた高い。成形機の大きさにもよりますがウン十万、ウン百万かかります。
ガラス含有率5%ぐらいではあまり問題になりませんが30%ぐらいからお断りされる業者さんも多くおられます。
当社ではすべての機械ではありませんが、ガラス対応の耐食対磨耗のスクリューを導入しております。含有率50%ぐらいになるとさすがに腰がひけますが30%ぐらいまでならご相談ください。