DX
2022年02月8日
最近よく耳にするDX(デジタルトランスフォーメーション)ですが、当社規模の会社には縁遠いというか敷居が高いというかなかなか積極的に取り組めてこなかったのが実情です。
そもそもDXの定義が抽象的でよくわからない。ネットで調べると下記のように出てきます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味
デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること
既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもの
キーワードは「デジタル技術を浸透」なのでしょうがこれは手段であってそもそも何がしたいか、デジタル技術でどんな問題を解決したいかが重要なのは間違いないでしょう。
商品開発のスピードを上げたい
業務の効率化をしたい
顧客満足度を上げたい
適正在庫で販売の機会損失を防ぎたい
これらの課題を抽出し検証する分析力を上げたい
一昔前は社員間のコミュニケーションを密にすることによって解決してきたことが今ではデジタル技術を使って情報を一元化し必要な情報を必要な人が必要な時にたどり着ける環境を作れる時代になってきています。新型コロナが流行した現在、その重要性が一層増してきているのだと感じます。
会議や飲み会などの直接コミュニケーションの希薄化の是非を問うということではなく、そういう便利なツールを使うことによっていろいろなロスやストレスを削減できることもDXのメリットの一つでしょう。
例えば最近、開発のスケジュール管理にタスク管理ツールを利用し始めましたが関係者だけがアクセスできる「ボード」に開発テーマを「カード」として登録していきます。チームのメンバーはそのカードさえ見ればその開発案件の進捗状況や欲しい情報が一元的に管理され新情報を書き込み書き換えもできます。またいままでエクセルで作っていた資料はすべてスプレッドシートに変更してクラウド上にあげ タスク管理ツール につなげたことでいつでも最新の情報にたどり着けるようになりました。
まだまだDXとしては初歩の初歩、入り口に過ぎないのでしょうがこれだけでも時間のロス、ストレスも大幅に改善できたように感じます。私自身も「あれはどうなってる?」「それはいつまでにできるのか?」などとイライラしながら聞くことも少なくなりタイムリーに指示を出せるようになりました。
今後は開発だけでなく様々な局面でこういったデジタル技術を取り入れる仕組みを作れる人材が必要となっています。
この記事はどちらかといえば社内向けに書いています。次回は今後こういうことをデザインできるDX人材になるためのスキルについての考え方を書いていく予定です。